Symposium
授業と看護における”わざ”を考える ―わざはいかに教えられるか―
What is "WAZA" in Teaching and Nursing, and can "WAZA" be taught?
東京大会(早稲田大学開催)11/10(日)13:00~17:00
教師や看護師の専門性は、これまでの熟達化研究において定型的熟達化ではなく、適応的熟達化として問われなければならない。それは、新たな状況において適切と考えられる行為を教師あるいは看護師はその場で行わなければならないということである。すなわち、これまでの研究知見や自らの実践経験、さらには熟達者から学んだ実践に関する知識を活用するだけでなく、それらを用いてその場で適切と考えられる行為を創り出すということが専門性として求められる。これが教師や看護師が持つ「わざ」の特徴と言えるだろう。そうであるならば、教師や看護師が有する「わざ」とは何か?また、その「わざ」をいかに教えるのか、は教師や看護師に代表される、人を対象とした専門家教育において重要な課題であることは疑う余地はないであろう。しかしながら、教師や看護師のわざを記述することすら難しいのが現状であり、わざを教える方法は経験知のレベルに止まっている。本シンポジウムでは、わざを捉える試みの1つとして、教師による机上シミュレーションによる研究を提案し、それをめぐってコーチング、リフレクションを鍵とした教育、シミュレーション教育という立場から、教師や看護師のわざとは何か、また教師教育、看護教育においてわざをいかに教えることができるかについて考えてみたい。
コーディネーター
浅田 匡 早稲田大学
田村 由美 日本赤十字看護大学
話題提供
中村 駿 早稲田大学
神戸大会(甲南女子大学開催)11/17(日)13:00~17:00
教師や看護師の専門性は、これまでの熟達化研究において定型的熟達化ではなく、適応的熟達化として問われなければならない。それは、新たな状況において適切と考えられる行為を教師あるいは看護師はその場で行わなければならないということである。すなわち、これまでの研究知見や自らの実践経験、さらには熟達者から学んだ実践に関する知識を活用するだけでなく、それらを用いてその場で適切と考えられる行為を創り出すということが専門性として求められる。これが教師や看護師が持つ「わざ」の特徴と言えるだろう。そうであるならば、教師や看護師が有する「わざ」とは何か?また、その「わざ」をいかに教えるのか、は教師や看護師に代表される、人を対象とした専門家教育において重要な課題であることは疑う余地はないであろう。しかしながら、教師や看護師のわざを記述することすら難しいのが現状であり、わざを教える方法は経験知のレベルに止まっている。本シンポジウムでは、わざを捉える試みの1つとして、看護における机上シミュレーションによる研究を提案し、それをめぐってコーチング、リフレクションを鍵とした教育、Work-based educationという立場から、教師や看護師のわざとは何か、また教師教育、看護教育においてわざをいかに教えることができるかについて考えてみたい。
コーディネーター
浅田 匡 早稲田大学
前川 幸子 甲南女子大学
話題提供
白濱 郁子 甲南女子大学大学院
看護学研究科博士前期課程